鏡のお手入れは意外と難しい! と、よくご相談を頂きます。
鏡は、人間のお肌と一緒で普段からメンテナンスしていないと、白く濁ってしまったり汚れが落ちなかったりします。
鏡は私たちのまわりに常に存在し、生活していく上で切り離すことができないものです。
皆様にはより快適な居住空間づくりのために、生活の様々なシーンに鏡を上手に取り入れて頂きたいので、
鏡のプロよりお手入れ方法を公開します!
●適切なメンテナンスが大切!
上質な鏡でも、手アカが付いていたり、ホコリや汚れで曇っていたりしては台なしです。鏡は、使う環境によって耐用年数が大きく変わります。いつもきれいに磨いておきましょう。
●普段のお手入れ
乾いた柔らかい布(綿)で拭いてください。
鏡は湿気を嫌うので、設置場所では十分に換気を行いましょう。
●汚れが付着してしまったら
鏡の掃除方法は基本的には窓ガラスと変わりません。まず市販のガラスクリーナーや中性洗剤を使って下拭きをします。鏡が乾いたら、乾いた布でよく拭き上げ、乾燥した状態を保つようにしましょう。鏡は窓ガラスより汚れが目立つため、まめに拭くことをおすすめします。
✖️やってはいけないこと
化学薬品は絶対使用しないで下さい!
ひどい汚れを落としたい場合でも、化学薬品(シンナー・ベンジン・灯油・トイレ・タイル洗浄剤、住居用洗剤、漂白剤、有機溶剤等、特に塩素系、酸素系アンモニア系のもの)の使用はNG!鏡を傷め、耐用年数を縮める原因になってしまいます。
また、クレンザー・たわしでゴシゴシしたくなる気持ちもわかりますが、表面はとても繊細で傷付く恐れがあるためNGです。
お風呂場では水垢やウロコが出来やるい場所。でも、ゴシゴシ磨くのはNGです!
磨けば磨くほど鏡は傷つき、汚れの粒子が詰まります。
実は、クエン酸やレモンの皮は酸化しやすく、鏡の淵から黒くなる原因に。。
もう一つ、黒くなる原因は鏡の周囲のタイル等のお掃除。
洗剤(特にカビ取り剤)などが鏡の裏面に流れ込まないように注意して下さい。
酸性の液体や化学薬品を鏡につけると鏡が傷んでしまいます。
水分が付着したままだと水垢や油膜がつきやすかったり、鏡裏面の銀膜が腐蝕しやすくなってしまうので、お風呂上りに毎日乾いた綿タオル等で優しく水をふき取って常に乾燥させておくとベストです。
鏡にも寿命があります!!
鏡を長年使用していると、表面(鏡はガラスでできていますが、鏡の表面には目に見えない小さなでこぼこがあります。)に水アカなどが溜まってしまい、これが曇りの原因になります。また湿気の多い環境(洗面所や浴室など)では、鏡裏面の銀膜が様々な要因で化学変化を起こして黒くなることがあり、お手入れでは取り除くことが困難になります。
そのような状態になってしまったら、取り替えることをおすすめします。
長期間の使用を予定している場合は、通常の鏡裏面および端部にさらに特殊塗料を塗布した「防湿タイプ」の鏡をおすすめしています。
洗面所やお風呂場の鏡に黒いシケ、頑固な水ウロコにお困りの際は、ミラーワークスへ!
水回りを清潔に見せるには、鏡を交換するだけでも違います。